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妖怪NOW

孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)孤宿の人〈上〉 (新潮文庫)
(2009/11/28)
宮部 みゆき

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新年一発目は女流作家さんの中では一番拝読してると思います、ゲーム女こと宮部みゆきさんの話題作。
なかなかの大作だったので速読の自分でもほぼひと月かかりました。

田舎の小藩を舞台にした話で、元幕府の要人であった加賀様という方が罪科による咎でその小藩に流罪になるのですが、そこにはいろいろな思惑、そして噂が・・・・ といった話です。

他の方の感想で抑揚がないとか、ラストが味気ないという意見もありましたが、確かに次々と起こる災厄に対して、小藩の民でしかない登場人物たちはほぼ何もできず思い悩むだけですし、最後もこれを時代ミステリーエンターテインメントとして捉えるなら釈然としないといえるかもしれません。

しかし、同じ大沢オフィス三羽ガラスのひとり、京極夏彦さんも仰るような恐れ、呪いのメカニズム、自分たちには理解できないけれど直接自分たちの暮らしに関してくることを妖怪や怨霊のせいにしたり、また権力者などの第三者が意図的にそういう情報を流布するといったこの時代なりの人間の生きていく知恵、妖怪も神も人の気持ちが作り出すのだということを踏まえて捉えるとラストの少し突き放した感じも納得できます。

しかしある意味昔以上に噂、情報が伝わりやすい現代、妖怪や怨霊の代わりにどんな嘘で庶民は欺かれてるんでしょーね・・・ 
おーこわ
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