スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

三島ism

夜会服 (角川文庫)夜会服 (角川文庫)
(2009/10/07)
三島 由紀夫

商品詳細を見る

どうやら最近再版されたようで本屋さんで平積みになっていました。
社会に出て諸事俗事に煩わされるようになってからは、深遠なる思考ができなくなり純文などほとんど読んでいない昨今、久しぶりの三島作品ですが、この著作ははエンターテイメント作品というだけあり、非常に読みやすくスラスラと読めました。こういった作品の幅の広さにまずpraise。

研ぎ澄まされた文章で紡ぐ主人公夫婦の若さ、聡明さ、美しさはさすがの三島ism。
経済的に余裕があり、恵まれた教育を受け、優れた血筋をひいている人間の中にしか生まれない秀でた人間がいるというのは純全たる事実であると思うので、こういったブルジョワの中の才人を肯定的に描いた作品は結構好きです。
基本的に堕落や退廃に偏った作品が好きな自分にはたまに読むこういった作品がバランス感覚を取り戻させてくれます。
またこの作品に限らず三島さんは内容に拘らず文章だけで恍惚とさせてくれる稀有な作家であると思います、なんか気持ちイーんですよね、読んでて。

正直、寺山修司、三輪明宏、三島由紀夫といったあたりのフランスデカダン的な美学は僕には難しく苦手なんですが、三島作品は純粋に読み物として楽しめる力をもっていると思います。

一度三輪明宏のディナーショーを2kmくらい先からみてみたいっす、fin.
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。